プリントにも、データにもせず、SNSにもアップせず
ただ1枚が光が創った写真として残るのです
リバーサルフィルムが素晴らしいのは、先程述べた「被写体からはね返ってきた光」によって、フィルムが化学変化した段階で(現像という工程はありますが)、既にいわゆる「写真」としてのすべてが完結しているのです。
そこには被写体とフィルム、そしてそれを結ぶ光があるだけです。現像のあとにプリントをしたり、さまざまな電子的処理など他の工程は介在しません。
そのときの光がフィルム上に固定され、そのまま残すことができる。こんな素敵なことを起こせるのは、リバーサルフィルムだけなのです。